福井県立若杉中学校という名前を聞いて、「杉の木」がモチーフな校章だと分かりやすいだろうと思ったため、杉の木を横から見た姿を描きました。また、校名の意味である「杉の木が天に向かってまっすぐに伸びていくように、夜間中学で学ぶことを通して、一人ひとりが自信をもって目標や夢に挑戦してほしい」という思いを、一生懸命上へ伸びる矢印のような杉の木で表現しました。
「杉」の漢字の三画目が伸びているデザインにも意味があります。最初に杉の木のデザインを書いた時、この杉の木には地面がないことに気づきました。木は大地という大きな支えがあるからこそ安定して育つ事ができます。私はこの福井県立若杉中学校に、木にとっての大地のような、生徒への大きな支えになる学校になってほしいと思っています。この学校に通う生徒さんが自分の夢や目標のため一生懸命頑張り学習すること、学校側は熱い思いで大きく支えてほしいという願いが、この校章で伝わってほしいと思います。